子どもが幸せになるためにまず最初にやるべきことは?
こうしたら子どもが喜ぶかなぁ、こうしたら笑顔が見られるかなぁ。そんなことを考えながらした行動なのに、なぜか喜んでもらえなかったり、それどころか不機嫌になってしまったり。子育てをしているとそんなことって多い気がします
最近、自分を褒めてあげたのはいつですか?自分に優しくできていますか?
そう聞かれると、できていないと答える人が多いのではないでしょうか。私もそうでした。というより、そんなことを考える余裕がないと言ったほうが正しいかもしれません
ママのみなさん、毎日お疲れ様です。この記事ではそんな頑張っているママ達に向けた、もっと自分のことを大切にできるようになる、自分を肯定できるようになる、そんな一冊をご紹介しています♪
自分を見つめ直すきっかけにしてみてください!
こんな人におすすめ
- 自分のことはいつも後回し
- 自分はダメなママだと思う
- 子どもに幸せになって欲しい
子どもが産まれると、今までの生活は一変、当たり前にできていたこができなくなって、思い通りにならないことば
かり。自分のことは後回し、子どもの幸せばかりを考えている。仕事に育児に追われて、つい思ってもいないことを口走ったり、嫌な態度をとってしまったり、そんな経験はありませんか?
頑張っているのに、子どもを優先しているのに、なんだか上手くいかないなぁ。そんなママは自分を認めてあげていないし、自分に優しくしてあげることができていないものです
世界中を旅しながら、オンラインや世界各国のミニセミナーで、世界中に住む日本人を対象にポジティブ心理学を様々な分野に応用する方法を伝えている松村亜里さんの「お母さんの自己肯定感を高める本」をご紹介いたします
子どもへの接し方や考え方の前に、すべき大切なことが詰まった一冊です♪
毎日頑張っているママ達の肩の力が少しでも抜けますように......♡
あらすじ
ママの幸せが子どもの幸せ
自己肯定感の2タイプ
- 人と比べて勝っていると感じる、条件付きの自己肯定感
- どんな自分でも自分はまるごとOKと思える、条件なしの自己肯定感
自己肯定感の高い子に育ってほしいと願うママ達が求めているのはこちら。本書ではこちらについて書かれています
ママが幸せであること
ママのイライラ、カリカリ、涙が減って、子どもに無条件の愛を伝えられる良好な親子関係を築くにには、ママ自身が「幸せ」「笑顔」であることが先決です
子どもの一番の願いは「ママの幸せ」。ママが悲しそうだったり、怒っていれば、子どもはママを幸せにするために努力を続け、自分のために生きられなくなる。子どもが自分の人生を生きるためにも、ママは自分で自分を笑顔にできるようになる必要があるのです
幸せと逆方向に向かっている......!?
母親は身えを削って子を育てるものという考えが染み付いていますが、自分が自分を犠牲にしている限り、周りの人々も幸せになれません。自分の幸せを後回しにせず、第一番に考える。それにより、自分と関わる全ての人が幸せになることができるのです
自己肯定感アップの14のワーク
自分を幸せにするための14のワークが書かれています
書き込み式で、考えることも多いので、時間をかけてじっくりと取り組むのがいいでしょう。振り返りシートもあるので、実践した後に振り返ることで、より理解が深まります
感謝の種を見つけよう
人は今の自分に「ない」ものに意識を向けがちなので、すでに「ある」ものを見つけて感謝するようにしていくと「ものに依存すること」「人と比較すること」「いいことを当たり前と思ってしまうこと」が減っていきます
一週間、今日あったいいことを3つ書き出し、3つのうち1つはどうしてその「いいこと」が起こったのか、その時自分が何をしたのかを書き出しましょう
「ありがとう」を受け取ろう
謙遜してばかりだと、相手は喜ばないので、感謝されたら素直に受け取ることが大切です
一週間、ありがとうと言われた出来事を書き出し、受け取った時に自分が何返したか、自分の言葉も書き入れましょう
きらめく過去を思い出す
人生で経験したポジティブな出来事を何度も思い出し、その時の感動と喜びを何度も味わうことは、幸福を感じるための重要な要素です。思い出を共有してくれる人がいれば、話すと幸せがもっと膨らみます
最高に幸せだった日の出来事を思い出して、その日のことを書いてみましょう
「今」を一週間感じる
ママをしている私たちは「今」をこなすのに必死で、意識して今を味わうことができないのが現実です。ToDoリストをこなすことだけで一杯の頭から、「目の前のことだけに意識を向ける」ように変換する。今、この瞬間に意識を向け、焦点を当てることで、平凡すぎて退屈とも感じられた日常の中に、驚くほど多くの喜びと感謝を見つけられるようになります
1日に1つ、何に焦点をあてて味わうかを、してみた後で感じたこと、見出した喜びを書きましょう
「夢中」を再発見する
時間を忘れるほどなにかに没頭している「フロー体験」が多い程ほど幸せになる。やればやるほど元気になるのが特徴。だからこそ、人生にやりがいや生きがい、意味を感じることができるのです
生まれてから今までに経験した楽しかったことを人生のステージに分けて書き出し、その中から一つ選び、この一週間で2回以上やってみましょう
楽観思考にチェンジ
楽観的か悲観的かは考え方の癖なので、変えることができる。悲観的になってしまう時は、「本当にそうか?」「他にも可能せいがあるのではないか?」と自分に問いかけるトレーニングをして、思考を悲観的から楽観的に変換していきましょう
解決したいこと、ショックだったことなど今の課題を書き出し、「自分のせいか、自分のせいではないか」「いつもか、いつまではないか」「全部か、全部ではないか」を答えましょう
最高の自分を思い描く
夢を全部叶えた自分をイメージすると、脳は実際に起こっていることの区別がつかないので、本当に起こった時のような幸せホルモンが出る。そしてもう一つの効果は理想の未来を描くことで、そこに到達するために今の自分がどう行動すべきか、脳が逆算して考え始めるのです
5年後はどんな仕事を誰と一緒にしている?どんな家に住んでいる?どんな服を着ている?1日のスケジュールは?家族はどんな風に成長している?休みの日は何をしている?かを、考えましょう
ネガティブな感情は一旦保留
現実に起きている出来事をどう解釈するか。その思考の違いが、ネガティブだったりポジティブだったりで、感情を決めています。感情を変えるには思考を変えることが効果的。
ネガティブな気持ちや考えが湧いてきてそれがずっと続きそうな時、そのせいで何もできない時、どうやってその思考をストップするか、アイデアを書き出してみましょう
運動して幸せに
脳内伝達物質のセロトニンと呼ばれるホルモンは幸福感をもたらしてくれます。最も効果的なセロトニンの増やし方は運動をすること。運動をしてる間は体を動かすことだけに集中しているので、余計なことやネガティブなことを考えずにいられます
楽しんでできる運動を書き出して、その中から1つ選び1週間、いつ、どの時間帯にやるかを決めて、やってみましょう
食べてすっきり
イライラしたり、幸せを感じたりと、メンタルの状態を司っているのは脳なので、どんな栄養を取り入れるかで、脳の状態は変わります。血糖値が低いと、抑制機能が低下し、感情脳を上手くコントローできなくなるので、衝動的な言動にでてしまうのです。GI値の低い食品(肉、魚、野菜、ナッツ等)を食べるのおすすめです。他にも、タンパク質を積極的に摂取したり、旬のものを食べる、丸ごと食べる、ことが大切です
よく食べている物、好きな食べ物を書き出して、低GI食品に変えられるか、一部でも工夫できるかも書き出してみましょう。どうしても食べたい大好きなののは1週間のご褒美に
大切な人との過ごし方
家族をいつでも優先するのではなく、自分が楽しむために相手も嬉しいことを見つけることが大切です
自分と相手の両方が楽しめること10個、何をして過ごすか書き出してみましょう。能動的な活動のほうが効果的。その中から1つ選んで1週間それをやってみましょう
親切は気づかれないように
人は親切にされた人よりも、他人に親切にすることで幸せになれる
知らない人にした親切、してもらった親切を書き出してみましょう
自分の強みを活用する
収入の安定は気持ちの安定につながります。自分が費やしてきた時間を大事にして強みを探っていくと、お金をいただくに値する価値を必ず作り出すことができます
人に褒められたことを遠慮なく書き出してみましょう。これまでの経験で得たスキルは?頑張らなくても自然にできてしまうことはある?性格の強みは?自分の強みトップ5を決めましょう
お金が巡るキャリアを作る
好きで得意だと、やっているうちにその分野で秀でることができ、人に喜ばれるようになります。やりがいを感じるには、自分のワクワク感、強み、人に喜ばれること、この3つが重なったところにこれからやっていく仕事が見つかるります
あなたが大好きなことは?ワクワクすることは?時間を忘れて没頭してしまうことは?つい考えてしまうことは?やっているとエネルギーが湧くことは?書き出してみましょう
ママの自己肯定感アップ
自分の中のどんな感情も認める
セルフコンパッション(大切な人を思いるのと同じように、自分を思いやること)=自己肯定感
- 自分の中のどんな感情も認める
- 自分はひとりじゃない、人とつながっていると感じる
- 自分への思いやりを行動で示す
自分の良いところも悪いところも肯定できるのは、自分への思いやりがあるから。子どもに伝える前にママ自身が自分を思いやれるようになることが大切です
時にはネガティブな感情があってもいいし、苦しいことや辛いことがあったら、「苦しんでいるのは自分だけじゃない」「みんな同じ」とひとりじゃないと感じることが大切です。人は共感してもらうことで救われます
それがでいるようになったら、自分の幸せを感じる行動を書き出し、実行することで、自分への思いやりを示すと、自分を大切に感じられるようになります
自分に対してこの3つができるようになって初めて、子どもにこの3つのやり方で関わっていくことができるのです!
最後に
ワークが多く、実践することで、理解が深まる内容になっていました
子育ての本というと、子どもへの接し方や、考え方など、子どもに対して書かれている本が多いですが、本書は違いました。まずは、子どもの前に自分、ママ自身がどうするかについて書かれていました。確かに、まずは自分を整えることってすごく大切だなぁと。つい軽視してしまいがちなことに視点を当てて説明してあり、納得することができました
子育ては、自分を大切にすることから始まるんですね。「あなたは幸せにならないといけないんです」という言葉に、ハッとしました。自分が幸せになることは義務なんだと。
そう言われたら、幸せにならないとですよね。自分を大切すると言っても、やはり毎日のやることに追われて後回しにしてしまいそうなので、自分の好きなことをする時間を決めて、その時間は好きなことをしたり、自分のことだけ考えるようにしていくことかなと思います。そう考えるだけでワクワクしてきます♪
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