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【今ある幸せに気づける本】日常に感謝できるようになる小説3選

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穏やかに心地よい毎日を作る考え方や方法、本を発信する30代3児ママ。 毎日が楽しく、日常に感謝できる様になる本や方法をご紹介。 育児の合間に始めた読書で、現実は変えられなくても見方や考え方は変えられることに気づく。そんな仲間を増やしたいという想いで発信中。 訪れてくれた方にほっと一息ついてもらえる場所になりますように...♡

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いつも不満ばかり口にしていませんか?

他人はよく見えてしまうもの。

人間は些細なことでくよくよしてしまうし、気に入らないところに目がいってしまう生き物です。

どんな事情があるかも知らずに、その人の地位や住んでいる家持っているものだけで判断してしまうことってありますよね。

でも自分は自分なのだから、いつまでも他人を羨ましく思っていても現実は変わりません。

この記事を読むとわかること

「今、自分が持っている幸せに目を向けたほうが幸せになれる」

角度を変えてみてみると、日常は「ありがたいこと」で溢れていると分かるんです。

この記事は当たり前の日常に感謝できるようになる小説を3冊紹介しています。

「何かいいことないかな」「不満ばかり口にしてしまうな」という方はぜひ最後まで読んで小説をチェックしてみてくださいね♪

当たり前の日常に感謝できるようになる小説3選

【みかんとひよどり】近藤史恵著

【みかんとひよどり】とは?

料理人の塩田は山で遭難しそうになった時に大高という猟師に救われる。

大高の猟師の腕はよく、自分のレストランに出したいと思った塩田は申し出るも断られるが、ひょんなことから契約を結ぶことになる。

大高と関わるうちに、生命の大切さを、当たり前に肉を食べていることのありがたさを実感していく。

世間から離れ、一人で猟をして生きていく大高と、夢を諦められないが現実に満足できていない塩田。

当たり前に食べている命のありがたみが感じられる物語。

【みかんとひよどり】を読んだ感想

生命について考えさせられる作品でした。

毎日当たり前と思って食べている肉は動物の命を犠牲にして食べているもの。

けれどもそんなことを考えることもなく、毎日が過ぎていきますよね。

それが当たり前になっている時代を生きられていることにまずは感謝したい。

美味しく食べるのはもちろん、廃棄して命が無駄にならないようにしなきゃ、そんなことを思わせてくれる作品でした。

命の重みについて考えながらも、美味しそうな料理の描写にお腹が鳴りました。

ジビエやみかんをたらふく食べたヒヨドリ、なかなか食べる機会がないけれど、いつか食べてみたいです。

【宙ごはん】町田そのこ著

【宙ごはん】とは?

生まれてすぐに母親(花野)の妹(風海)に引き取られ、大切に育てられた主人公の宙。

時々会う花野は自由で美しく、宙はそんな花野が大好きだった。

この生活がずっと続くと思っていた矢先、風海の夫の海外赴任が決まり、宙は花野と二人で暮らすことになる。

育児はせず、自室にこもってばかり、恋人とデートはするがが学校行事には来ない花野に失望する宙。

戸惑っていた宙に手を差し伸べてくれたのは、花野の中学時代の後輩の佐伯だった。

商店街で家族でビストロを経営している佐伯。

佐伯の作る料理に、宙の張り詰めていた心がほぐれていく....

徐々にそれぞれの心に秘める想い、相手を思いやる気持ちに気づいていく宙。

誰もが誰もを想う、心あたたまる家族の物語。

【宙ごはん】を読んだ感想

家族は色々なカタチがある、それぞれの事情も想いもあることが実感できるお話でした。

一見幸せそうに見えても、本人が幸せとは限らない。

幸せそうに見えなくても、本人の考え方や行動で自分は幸せだとも思える。

家族って距離が近いようで遠いですよね。

大切だからこそ、想っていることが言えない、言わないほうが相手のためなのかなと思うことって多い気がします。

自分が言わない方がいいと思っていることも、相手は知りたいことって案外多いのかもしれません。

花野のことをもっともっと知りたい宙と、話さないほうが宙のためと思って話さずにいる花野は、もどかしかったけれど、花野の宙を想う気持ちが伝わってきて、じんときました。

「子どもがもう少し大きくなったら」と思っているのは実は親だけで、子どもの心は案外大人なのかもしれないですね。

家族の事情や深い話でなくても、子どもが聞いてきた素朴な疑問にまだ難しいと親が決めつけず、しっかり向き合って説明してあげたいなと思いました。

家族や周りにいてくれる人達に感謝したくなる作品でした。

【海を抱いたビー玉】森沢明夫著

【海を抱いたビー玉】とは?

運転手とその息子に大切にされてきたことで、「心」が宿った瀬戸内海の町を走っていたボンネットバス。

古くなったバスは運行停止になり、一度はくず用の物置になってしまう。

博物館に引き取られたバスは、職人の手にかかりピカピカに、元通り走れるようになる。

バスは山古志村での大震災に見舞われた少年たちの夏休みの思い出づくりへ。

息子が車内に落したビー玉は手にした人々を勇気づけていく、人もモノも置かれた環境で幸せを感じながら生きることができると実感できる

事実をもとに描かれた感動の物語。

【海を抱いたビー玉】を読んだ感想

「モノに愛情を持って接することで命が吹き込まれる」その設定が素敵だなと思い、冒頭から物語に惹き込まれました。

自分にも周りの人にも愛情を持って接している、その延長線上にモノへの愛情も生まれるのではないかと思います。

この物語にでてくる人々は、人に対する愛情は当たり前、モノに愛情を持って接していてその愛情をみなで分かち合っていて、幸せの連鎖が広がっていました。

大震災に見舞われ、家が崩壊、当たり前の日常がある日突然なくなってしまった子ども達の、それぞれの環境が変わっても変わらない絆にぐっときました。

「今ある幸せに感謝する」簡単なようで難しいことですが、胸に刻んでいこうと思います。

でも、自分の置かれている状況で精一杯楽しんで自分は幸せだと言えるような人生にしたい。そう思える作品でした。

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